馬鹿の独り言

物忘れの酷い俺のためだけのブログ

【雑記】モンサンクレールと世界史

チョコレートは石炭だ。

身体に流し込んでガンガン燃やしてポッポ―する。

燃え尽きそうになったら石炭を注ぎ足す。

車体がぶっ壊れるまで繰り返す。

俺は大学院で論文書いてた時とか、仕事の繁忙期とかはそうやって過ごしていた。

俺にとって、チョコレートというのはそういうものだ。

よくお世話になるのは、これだ。

 文章に詰まったり頭が回らなくなったらこいつをブチ込む。

そんな俺におススメな本がある。

チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書)

チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書)

 

 愛してやまないチョコレートの歴史を知りたいと思った俺に超ストライクだった。

チョコレートを大喜びで手にしたのは、労働者階級である。長時間働く労働者にエネルギー補給は欠かせない。午後の適当な時間に「ブレイク」をとって、気合を入れ直す。手ごろな価格のチョコレートは、短い休憩時間に、紅茶と一緒にお腹に流しこみ、血糖値を上げて、一気にパワーアップする、格好のエネルギー・サプリメントである。

 との記述がある。正に俺。

しかし、俺とて味覚はある。チョコレートはお菓子の中では比較的高価だが、やっぱ金を出すと感動するほど美味い。

そんな俺は今回、東京の自由が丘にある「モンサンクレール」というケーキ屋さんに行ってきた。ホームページに載っているチョコレートが美味そうだったんだ。チョコレートの本を読んでテンションが上がっていたこと、自由が丘がちょうど職場からの帰り道だったこともある。

www.ms-clair.co.jp

今回買ってきたのは2つ。

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 上の木蓋の箱が「テリーヌショコラ」

下の黒い箱が「ショコラカフェ」

という名前だったと思う。

どちらも2000円弱くらいだった。

 

①テリーヌショコラ

いわゆるガトー・ショコラに近いチョコレートの塊だ。

めちゃくちゃ濃厚だった。

5ミリ程の幅で2枚切って食べてみたところ、途中で飽きた。1枚分だけで十分だった。それほどまでに濃厚だった。味の方も風味が深くて素晴らしく、濃いだけでなくて満足感も凄かった。

買ってよかったと思う。

ただ非常に溶けやすくべちょべちょしがちなので、チョコケーキというよりは固めたチョコを食べているような感じだ。

 

②ショコラカフェ

こっちはチョコケーキだった。表面はチョコレートでコーティングされており、中身は2層のスポンジ?の間にチョコレートが挟まれている。スポンジの味はコーヒー風味であり、テリーヌよりも若干甘めで濃さは劣る。

食べた順番が悪かったのかもわからんが、テリーヌに比べると風味が劣るので満足感が低かった。

 

どちらが良いかと言われれば

「テリーヌショコラ」

と言う他無いものの、どちらも非常に美味しかった。やはりチョコレートは良い。

モンサンクレールはケーキ屋さんなのでケーキが有名らしいけど、俺は仕事を終えてから閉店間際に入ったため、既にチョコレート以外は全滅してしまっていた。

店員のお姉さんも

「今日はチョコレートが余っちゃって……」

と言ってたので、俺にとっては都合が良かった。

久しぶりに美味しいチョコレートを食べたので、今度はちゃんとケーキも買いに行こうと思う。

 

え?本の感想?

無いよ。