【雑記】モンサンクレールと世界史
チョコレートは石炭だ。
身体に流し込んでガンガン燃やしてポッポ―する。
燃え尽きそうになったら石炭を注ぎ足す。
車体がぶっ壊れるまで繰り返す。
俺は大学院で論文書いてた時とか、仕事の繁忙期とかはそうやって過ごしていた。
俺にとって、チョコレートというのはそういうものだ。
よくお世話になるのは、これだ。
文章に詰まったり頭が回らなくなったらこいつをブチ込む。
そんな俺におススメな本がある。
チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書)
- 作者: 武田尚子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/12
- メディア: 単行本
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愛してやまないチョコレートの歴史を知りたいと思った俺に超ストライクだった。
チョコレートを大喜びで手にしたのは、労働者階級である。長時間働く労働者にエネルギー補給は欠かせない。午後の適当な時間に「ブレイク」をとって、気合を入れ直す。手ごろな価格のチョコレートは、短い休憩時間に、紅茶と一緒にお腹に流しこみ、血糖値を上げて、一気にパワーアップする、格好のエネルギー・サプリメントである。
との記述がある。正に俺。
しかし、俺とて味覚はある。チョコレートはお菓子の中では比較的高価だが、やっぱ金を出すと感動するほど美味い。
そんな俺は今回、東京の自由が丘にある「モンサンクレール」というケーキ屋さんに行ってきた。ホームページに載っているチョコレートが美味そうだったんだ。チョコレートの本を読んでテンションが上がっていたこと、自由が丘がちょうど職場からの帰り道だったこともある。
今回買ってきたのは2つ。
上の木蓋の箱が「テリーヌショコラ」
下の黒い箱が「ショコラカフェ」
という名前だったと思う。
どちらも2000円弱くらいだった。
①テリーヌショコラ
いわゆるガトー・ショコラに近いチョコレートの塊だ。
めちゃくちゃ濃厚だった。
5ミリ程の幅で2枚切って食べてみたところ、途中で飽きた。1枚分だけで十分だった。それほどまでに濃厚だった。味の方も風味が深くて素晴らしく、濃いだけでなくて満足感も凄かった。
買ってよかったと思う。
ただ非常に溶けやすくべちょべちょしがちなので、チョコケーキというよりは固めたチョコを食べているような感じだ。
②ショコラカフェ
こっちはチョコケーキだった。表面はチョコレートでコーティングされており、中身は2層のスポンジ?の間にチョコレートが挟まれている。スポンジの味はコーヒー風味であり、テリーヌよりも若干甘めで濃さは劣る。
食べた順番が悪かったのかもわからんが、テリーヌに比べると風味が劣るので満足感が低かった。
どちらが良いかと言われれば
「テリーヌショコラ」
と言う他無いものの、どちらも非常に美味しかった。やはりチョコレートは良い。
モンサンクレールはケーキ屋さんなのでケーキが有名らしいけど、俺は仕事を終えてから閉店間際に入ったため、既にチョコレート以外は全滅してしまっていた。
店員のお姉さんも
「今日はチョコレートが余っちゃって……」
と言ってたので、俺にとっては都合が良かった。
久しぶりに美味しいチョコレートを食べたので、今度はちゃんとケーキも買いに行こうと思う。
え?本の感想?
無いよ。