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馬鹿の独り言

物忘れの酷い俺のためだけのブログ

J・モーティマー・アドラー/本を読む本

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)

 

 タイトルが非常にわかりやすい。

良いタイトルだ。

内容は、まさにタイトル通り。

本に込められた叡智を如何に自分の血肉とするのか、という方法の紹介である。

まぁ内容については特に言うことはない。

 

読んでいる途中で、俺は気付いた。

ここに書いてあることは、文系の学術論文を書く時と同じ方法なのだ。

俺の場合は、文系の修士論文を書いたことがある。

論文を書く時の手順をかなり簡単に書くと、以下のようになる。

 

①なんとなく不思議に思うことを見つける

②不思議に思ったことを「なぜ不思議に思うのか」「どう不思議に思うのか」を細かく検討していく

③研究テーマ決定

ここまでは特にこの本とは関係ない。

 

④テーマに関連する文献を漁る

⑤問題となってる部分の成立した背景や、現在の学説を把握する

⑥それぞれの要素を比較検討する

⑦自分が納得する見解や結論を考える

⑧論拠として使えそうな資料や参考文献を集める

⑨書く

この辺りの作業は、正にこの本の内容と全く同じだ。

つまり、一度でも論文を書いたことのある人なら、もう既にこの本のテクニックは身に付いていると思われる。

 

この本を読めば大学の論文指導を受けるのと同じ効果があると思えば

評判に違わず良い本だと思う。